看護師さん

 

喉いびきという言葉を聞いたことはありますか?

いびきは、その原因によって鼻いびきと喉いびきの2種類に分かれます。

 

その中でも、今回取り上げる喉いびきは、寝ているときに口まわりの筋力が低下することによって舌が落ち込み、喉の気道が狭くなって、そこを空気が通ることで発生するいびき。

 

そこで、今回は喉いびきの治し方として、うるさい原因と対処法をお話していきます。

 

いびきを治すということ

多少の時間はかかりますが、家庭でも簡単にできる、いびきを根本から治す方法があります。

 

いびきを根本から治すには、やはりその根本原因を無視して改善グッズを使ったり、手術をして治そうとしても一時的な効果しかありません。

 

では、その根本原因とは何なのか。

 

それは、のど周辺の筋肉のゆるみです。のどは周辺が筋肉で支えられていて、起きている時はその筋肉が緊張しているため、口で呼吸しても音は出ません。

 

それが、睡眠中は体がリラックスするために、あごが下がり、また舌も落ち込み、空気の通り道(気道)をふさぎます。

この状態で呼吸をすると、空気抵抗によって、のどの奥周辺の粘膜が振動していびきをかくのです。

 

いびきを改善するコツは、身体の根本からいびきを抑えるようにする体質に働きかけ、内側から導いていくこと。

少し難しい言い方をすると、内部ケアから自然治癒作用を導くのが根本解決のための原則

 

あなたが一日も早くいびきを治し、健康で幸せな日々を送られることを願っています。

 

喉いびきがうるさい原因

医師1

 

まずは、喉いびきがうるさい原因をみていきます。

いびきの原因は本当に人それぞれですので、あなたにはどれがあてはまるのか、参考にしてください。

 

原因その1:肥満

中高年のいびきの原因でいちばん多いのが肥満で、舌やのどの内側にも脂肪がつくため、のどが狭くなります。

見た目にわかりやすいのは、二重あごの状態ですね。

 

また、肥満の人はその体型や体重が重いことから、横向き寝にするのが苦痛で、仰向けで寝ることが多い。

そうすると舌の落ち込みが大きくなって、よけいにいびきがひどくなるんです。

 

原因その2:下あごが小さい

あごが小さい人は、仰向けで寝たときに舌を口の中で保持できず、やはり舌の落ち込みが大きくなって、いびきがひどくなります。

 

原因その3:口呼吸

口呼吸になって口を開くことが、舌の落ち込みを引き起こすと同時に喉の気道を圧迫し、気道が狭くなって、いびきがひどくなる原因に。

寝ているときに口が開くと、舌の落ち込みがひどくなる原因は何なのか。

 

口が開くと、のどの方向へ下あごが動きます。あごは上下に動くのではなく、顎関節を支点として、円を描くように動くから。

そうすると、下あごがのどを圧迫して、のどの奥の気道が狭くなり、この状態で呼吸をするといびきが発生するわけです。

 

喉いびきの治し方!対処法3選

医師2

 

ここまでお伝えした喉いびきの原因に心当たりがある方は、喉いびきをかいている可能性が高い。

喉いびきの治し方として、おすすめの対処法を3つ厳選してお伝えします。

 

喉いびきの治し方その1:べろは宝体操

舌の位置を改善するのに効果的なのが、「べろは宝体操」。

 

 

やり方はとても簡単で、「べろはたから」と、しっかりと発音するだけ。

「べ」      舌の筋肉が鍛えられることで、舌が上に持ち上がるようになります。

「ろ」と「ら」  舌の動きがなめらかになります。

「た」と「か」  食べ物をのどに送る舌の筋肉が鍛えられます。

 

これを1日20回繰り返すことで舌の位置が改善されます。まずは3週間継続を目指して。

 

喉いびきの治し方その2:あいうべ体操

根本的に治すために、口まわりの筋肉を鍛えるのに効果的なのは、「あいうべ体操」。

 

この体操で鍛えられるのは、舌と口の周辺の筋肉です。

舌を前上方向へ引き上げる筋肉が鍛えられ、寝たときに舌が落ちるのを防ぐことができ、気道を確保できるようになるんです。

 

口を大きく開けて、「あー」「いー」「うー」「べー」と最後は舌を思いっきり出す感じで、やってみてください。

 

あいうべ体操のやり方

ポイントは、1つ1つ大きく口を動かし、ゆっくりと行うこと。

    1. 「あー」と口を大きく開けて、1秒キープ。
    2. 「いー」と口を横に大きく広げて、1秒キープ。
    3. 「うー」と口を思い切りすぼめて、1秒キープ。
    4. 「べー」と舌を出して、1秒キープ。 前にではなく、下に向かって出すように意識して。

これを、10回を1セットとして、1日に3セット行います。

 

喉いびきの治し方その3:口呼吸の改善

口呼吸を治すために最適な矯正グッズとは、「口閉じテープ」です。

この口閉じテープは、安い割に効果が高い、コスパの高いアイテムです。テープで物理的に口を閉じさせることによって、鼻呼吸を促してくれます。

 

口呼吸によるいびきへの効果は高い口閉じテープですが、これはあくまで対症療法。即効性はありますが、根本的に治したことにはなりません。

時間はかかりますが、根本的に治すなら先にお伝えした舌回し体操とあいうえ体操です。

 

口呼吸に関しては、別の記事でも取り上げていますので、こちらも参考にしてください。

参考:いびきがうるさいのは口呼吸が原因!治し方は矯正グッズといびき体操

 

まとめ

ボードを持った看護師さん

 

喉いびきの主な原因は、肥満、あごが小さい、そして口呼吸にあります。その対処法は、口まわりの筋力トレーニングと口呼吸の改善。

特に、口まわりの筋力トレーニングは、効果が出るまでに時間はかかりますが、喉いびきの根本的な改善につながります。

 

効果的な改善を行っていくためにも、原因をつきとめて、その原因に合った方法で改善していきましょう。

喉いびきを治して、快眠と健康、そして幸せを手に!

 


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