奥さんからいびきがうるさい!と言われ、いびきの簡単な治し方ないかなー、と思っているあなた。
大人のいびきはいろんな原因が絡んでいるために簡単ではなく、その原因に応じた治し方を選択しないと全く効果がない、ということになってしまいます。
そのため、簡単な治し方をお伝えするのは、なかなか難しいというのが本音。さらに、いびきを根本から治すためには、ある程度の時間と根気が必要なんです。
そうはいっても、原因によっては治し方が簡単な場合もあります。
今回はその比較的簡単な治し方と、いびきを根本から治すためのトレーニング方法の2本立てで、全てを解説していきます。
Contents
いびきの簡単な治し方
まず最初に、いびきの簡単な治し方をいくつかあげてみます。ここで注意したいのは、いびきの原因は様々で、治し方も原因によって変わってくるということ。
自分のいびきの原因を確かめて、自分に合った治し方を試してみてください。
枕を変える
軽いいびきをかいている場合は、枕の高さが合っていないことが考えられます。枕が高すぎても低すぎても、喉の気道が圧迫されて、いびきをかいてしまいます。
首が平行にまっすぐになるように、枕の高さを調整しましょう。
横向きに寝る
いびきの主な原因は、仰向けに寝たときの舌の落ち込みによって気道が狭くなることにあります。
横向き寝に変えるだけで、たいていのいびきは減らすことができるんです。
横向き寝で寝るときのポイントは、頭部と首、体が一直線になるように枕の高さを調整すること。
そうすれば気道が確保されて、いびきをかかなくなります。
ただ、ふだんから横向き寝をしていないと、途中で寝返りを打って仰向けに戻ってしまいますので、横向き寝用の専用枕や、もしくは抱き枕を使うのがおすすめ。
しかし、寝返りをきっかけに、頭が枕から外れてしまうと横向き寝用枕の効果はなくなりますね。
お酒を控える
毎日、晩酌をするという人は要注意。アルコールには筋肉を緩ませる効果があり、お酒を飲んで寝ると喉の気道を支える筋肉が緩み、舌がより落ち込みやすくなって、いびきがひどくなるんです。
毎日の晩酌では適量を守りましょう。また、適度に休肝日を作ってください。
適量は、ビールなら500ml、焼酎なら100ml。
少ないと感じるかもしれませんが、お酒を控えるだけでいびきを抑えることができて、健康にも気をつかうことができるのですから。
ツボ押し
いびきに効くツボがあります。
人迎(じんげい)
首回りの血行をよくするツボ。場所は、のど仏から指2本分だけ外で、ちょうど脈を感じるところです。
親指とひとさし指ではさむように軽く触れて、30秒間くらいかけて左右にゆすります。
迎香(げいこう)
鼻づまりに効果のあるツボ。場所は小鼻の両脇のくぼみで、両方の人差し指をツボにあて、下から上(鼻の付け根)に向かって押し上げるように刺激します。
3秒で押し上げ、3秒で元に戻す感じで、20回ほどやってみてください。
風池(ふうち)
これも鼻づまりに効果のあるツボ。場所は首の後ろにあるくぼみの、髪の生え際。左右に1か所ずつあります。後頭部で親指だけを出すようにして両手を組んで、その親指で髪の生え際を刺激します。
3分間くらいかけて、ゆっくり押しましょう。力加減は自分が気持ちいいと感じる程度で。
口閉じテープ
この後にご紹介する「あいうべ体操」によるトレーニングによる効果は、いびきの改善に作用するまでに3ヶ月と時間がかかります。
そこで、いびきが改善されるまでの間、使用するとよいのが口閉じテープ。
口を開けて仰向けで眠ると舌が落ち込んでしまうため、気道が狭まり、これがいびきの原因に。口をしっかりと閉じて鼻呼吸をするだけでも、いびきは大きく改善します。
使い方は簡単で、寝る前に口に対して縦にテープを貼るだけ。横幅が広いタイプのものだと、横からの息漏れが少なくて済みます。
口に貼ったときの違和感が気になる人は、唇にあたる部分がくっつかないタイプがおすすめ。
貼ってもすぐに取れてしまう、という人には、強力接着タイプを。ただ、唇が乾燥しがちな人は、はがすときに唇を傷つけないよう注意。
もう一つ、口全体をしっかりカバーする独自の形をしたタイプがあります。こちらは医療用のシリコン素材を使っているため、唇にも優しいんです。
いびきを治すということ
いびき防止グッズや手術に頼らずにいびきを治して、夫婦円満になる方法があります。
あなたは今、このようなことでお悩みではないでしょうか。
- いびきがうるさいと、奥さんから文句を言われる
- いびきが原因で夫婦関係が気まずい
- 市販のいびき防止グッズをいろいろ試したが、いまひとつ効果がない
- 睡眠時無呼吸症候群かもしれないと思っている
- できれば手術はやりたくない
- いびきが気になって、家族や友人と旅行に行くのは気が進まない
- 睡眠時間は十分なのに朝の目覚めがすっきりせず、日中に眠気を感じる
正しい方法さえ知れば、誰でもある程度はいびきを改善できます。しかもあなたの身近にある方法で。
お金もかからず、特別な道具も全く不要です。
あなたがいびきを治すことで、あなた自身の快眠と健康を手に入れることができます。
それだけにとどまらず、今あなたの健康を心配しつつ、自身も寝不足で悩んでいる奥さんを救うことにもなるんです。
そしてそれが夫婦、さらには家族全体の幸せにもつながっていくんです。これは何も大げさなことではなく、本当にそうなります。
あなたがいびきを克服した先に待っているのは、自信にあふれた、幸せで充実感のある毎日。
そんな素敵な毎日を過ごしている自分を想像してみてください。
あなたが一日も早くいびきを改善し、健康で幸せな日々を送られることを願っています。
いびきをトレーニングで完治させる方法
ここでは「いびき体操」をご紹介します。「あいうべ体操」とも呼ばれます。
注釈)あいうべ体操は福岡市の内科医である今井一彰先生が考案した方法です。
この体操で口まわりの筋肉を鍛えることで、舌を支える筋肉を強くし、舌が落ちるのを防ぐことができ、空気の通り道を確保できるようになります。
特に、舌を前上方向へ引き上げる筋肉が鍛えられるので、寝ているときの気道確保に役立つんです。
では、実際にやり方を説明します。
あいうべ体操は、「あー」「いー」「うー」「べー」の順番で口を動かすだけの体操です。声は出しても出さなくてもかまいません。
いびき体操(あいうべ体操)のやり方:
-
- 「あー」と口を大きく開けて、1秒キープ。
- 「いー」と口を横に大きく広げて、1秒キープ。
- 「うー」と口を思い切りすぼめて、1秒キープ。
- 「べー」と舌を出して、1秒キープ。 前にではなく、下に向かって出すように意識して。
これを10回繰り返します。10回を1セットとして、1日に3セット行うと効果的。
一度に3セット行う必要はありません。朝、昼、晩で1回ずつでもOKです。
ポイントは、1つ1つ大きく口を動かし、ゆっくりと行うこと。
なお、トレーニング方法と合わせて、こちらの記事ではいびきの原因についても記載していますので、ご確認ください。
参考:喉いびきの治し方!トレーニングがいびきの改善方法としておすすめ!
まとめ
今回はいびきの比較的簡単な治し方と、いびきを根本から治すためのトレーニング方法の2本立てで、全てをお伝えしました。
いびきの原因は人それぞれであるため、その対処法もいろんな選択肢の中から自分に合ったものを選ぶということが大切になってきます。
1つ試したけどダメだった、とすぐにあきらめることなく、いろんな治し方を試して探していきましょう。
いびきの原因がある程度絞れると、治すのもより効率よくできますね。
まずは簡単にいびきを治して、快眠と健康、そして幸せを手に!
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