口を閉じているのにいびきをかくのはなぜ・・・?
いびきをかく原因の7割は、口を開けて寝ることが引き起こす舌の落ち込みと、口が開いたときの下顎(したあご)による喉の圧迫。
いびき防止の口閉じテープで口を閉じれば、いびきは治るんじゃ?と思っているのではないでしょうか。
口閉じテープを貼って、口を閉じて寝てもいびきをかくということは、何か想定外のことが起こっているということ。
実は、口を閉じていてもいびきをかく理由はありまして、それは「舌の筋肉の衰え」と「肥満」、「枕の高さ」そして「鼻づまり」、「寝ている間に仰向け」この5つ。
今回は、口を閉じているのにいびきをかいてしまう原因と対処法についてお伝えします。
Contents
いびきを治すということ
ほんの少しの努力と行動、そして継続の力があれば、いびきは治すことができます。
毎日少しづつでも継続して取り組むことができれば、もういびきは治ったも同然。あとは結果が出てくるまで、それをやり続けるだけです。
また、毎日の良質な睡眠は、脳を含めた身体の組織を回復させ、健康でいるためには必要なものですよね。
あなたがいびきを治すことは、あなたの健康を心配しつつ、自身も寝不足で悩んでいるあなたの奥さまも救うことにもなります。そして夫婦、さらには家族全体の幸せにもつながっていくんです。
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これは本当のことです。何も大げさなことではありません。あなたがいびきを克服した先に待っているのは、自信にあふれた、幸せな充実感のある毎日。
あなたが一日も早くいびきを改善し、健康で幸せな日々を送られることを願っています。
口を閉じているのにいびきをかくのはなぜ?-原因と対処法-
ここでは、口を閉じているのにいびきをかくときの、主な原因と対処法を取り上げます。
いびきをかく人の多くは、口を開けたまま口呼吸をして寝ています。口が開くことで舌が落ち込みやすくなり、喉が圧迫されて気道が狭くなって、それがいびきの原因に。
でも、いびきの原因はそれだけではなく、ホントにたくさんあって、ちゃんと口を閉じて鼻呼吸をしていてもいびきをかくことはあるんです。
口を閉じているのにいびきをかく原因その1:舌の筋肉の衰え
舌の筋力が落ちると、口の中での舌の位置が下がって、喉の奥にある空気の通り道が狭くなってしまいます。
本来、舌は口の上面にペタッとくっつく位置にあるのが正常で、そうすると口をしっかり閉じることができるんです。
対処法
二重アゴの改善に効果のある、美容体操として有名なものですが、いびきにも効果がある「舌回し体操」をやってみてください。
口を閉じた状態で、
- 舌を歯の外側に沿ってゆっくりと右回りに20回まわす。
- 同じように左回りに20回まわす。
これを、1.と2.を1セットとして、1日3セット行います。
1ヶ月ほど続けてみると、徐々に舌の位置が改善されていきます。
口を閉じているのにいびきをかく原因その2:肥満
肥満によって喉の奥に脂肪がついてしまった場合も、喉の奥にある空気の通り道が狭くなってしまいます。
その状態で呼吸をすると、その狭くなった通り道を呼吸した空気が通るとき、喉の奥で振動が発生し、これがいびきとなるんです。
対処法
ダイエットしましょう!と言いたいところですが、ダイエットも「言うは易く行うは難し」で、なかなか結果が出るまで継続するのが大変ですよね。そこで、ここでは「あいうべ体操」を紹介。
あいうべ体操のポイントは、1つ1つ大きく口を動かし、ゆっくりと行うこと。
-
- 「あー」と口を大きく開けて、1秒キープ。
- 「いー」と口を横に大きく広げて、1秒キープ。
- 「うー」と口を思い切りすぼめて、1秒キープ。
- 「べー」と舌を出して、1秒キープ。 前にではなく、下に向かって出すように意識して。
これを、10回を1セットとして、1日に3セット行います。
口を閉じているのにいびきをかく原因その3:枕の高さ
理想的な寝姿勢をサポートしてくれる寝具である枕。重たい人間の頭を支えてくれ、熟睡するためには欠かせない、重要なアイテムですよね。
仰向け寝でも横向き寝でも、枕が高すぎると首が上方向に曲がってしまい、気道が狭くなります。
また、枕が低すぎても、やはり同じように(今度は下方向に)首が曲がってしまいます。
対処法
この動画の途中に、枕の高さ調節に関する説明がされているところがありますので、共有します。
このように首が曲がって気道が狭くなると、口を閉じているのにいびきが発生するわけです。
枕の高さをうまく調整して、寝たときに首が曲がらずに真っすぐにてきれば、気道が拡がっていびきが改善しますよ。
横を向いて寝てもいびきが治らない、という方はこちらの記事をどうぞ。
参考:横を向いて寝てもいびきをかいてしまう|横向きでも治らないのはなぜ?
口を閉じているのにいびきをかく原因その4:鼻づまり
鼻炎で鼻がつまっている状態だと、呼吸が苦しいために口呼吸になりますよね。
その口呼吸が舌の落ち込みを助長して、いびきがひどくなるんです。つまり、口を閉じているつもりなのに、寝ている間に開いてしまっているということ。
鼻がつまっている原因としては、副鼻腔炎(昔は蓄膿症と呼ばれていました)や鼻中隔彎曲症(びちゅうかく わんきょくしょう、鼻の骨が曲がった状態=形成不良)といった病気が考えられます。
また、副鼻腔炎を放置しておくと鼻の粘膜が腫れあがり、鼻の中に鼻茸(鼻の粘膜の炎症でできるポリープ=腫瘍)ができます。これもいびきの原因に。
対処法
慢性的な鼻づまりは、自力で治すことは困難なことがほとんどで、長いこと副鼻腔炎だったりすると、鼻の奥にひどい膿がたまっていることもあります。
一度、病院で診てもらいましょう。
口を閉じているのにいびきをかく原因その5:寝ている間に仰向け
人は寝ている間に、寝返りを打ちますよね。口を閉じているつもりなのに、寝ている間に仰向けになってしまい、それによって口が開いてしまうことがあります。
特に日本人はあごが小さく、欧米人に比べて仰向けに寝たときに口が開きやすいのです。
口が開いてしまうと、原因その4のところでも書きましたが、舌が喉の奥に落ち込んでしまい、それによって気道が圧迫され、いびきの原因になってしまうんですね。
対処法
この場合の対処としては、横向き寝が最適。横向きに寝れば、口が開いたとしても舌が落ち込むことはなく、従っていびきをかくこともなくなります。
ただ、普段から横向き寝に慣れていなかったり、肥満体質のあなたには少し難しいかもしれません。
そんなときは、横向き寝専用の枕や抱き枕を使って、楽に横向き寝ができる環境を整えてください。
まとめ
今回は、口を閉じているのにいびきをかくのはなぜ?ということで、その原因と対処法をお伝えしました。
舌の筋肉の衰えについては、別の記事でも詳しく書いていますので、下記のページをご覧ください。
参考:いびきの治し方|トレーニングで治す!自力でできるいびき対策はコレ!
今回ご紹介したトレーニングを実際にやってみるとわかりますが、終わった後にアゴの周りの筋肉がきつくなるのを感じますよね。それだけ筋肉に効いているということ。
また、いびきの予防には寝姿勢も大事です。
どうしても口を閉じている(つもり)のにいびきをかくあなたには、横向き寝がおすすめ。
横向き寝専用の枕もありますから、そちらを試してみてください。
口を閉じていびきを治して、快眠と健康、そして幸せを手に!
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